旅人と地元の絆が生まれる
コミュニティホステル&ホテル

WeBase

新型コロナウイルスが猛威を振るう前、日本中がインバウンド急増に沸いていました。その流れに乗るべく、多くの宿泊施設が日本中に新設されました。それに対し、「私たちがやるなら、ユニークで、社会に持続的な価値をもたらすものをやろう」というのが、当社の問題意識でした。

若い頃の旅は、人生の肥料になります。異国でのリアルな体験の数々は、異文化の相互理解につながります。レーサムは、このインバウンドブームの中、世界の旅行者と地元コミュニティが交流する拠点としての宿泊施設を展開することにしました。

ありきたりの観光ではなく、旅人が地元の日常生活に触れることで、旅行者に一生忘れられない体験がもたらされるだけでなく、地元の人々にとっても、有形無形の財産が得られることを目指しました。

手始めは、東京・西新井。駅前のビジネスホテルを取得し、2015年にコミュニティホステル「エンブレムホステル西新井」を開業しました。

宿泊客は、早朝の西新井氷川神社の掃除、駅前商店街のお寿司屋さんが教える寿司づくり体験、西新井大師を地域の人が案内するツアーなど、地元の方々が手作りで提供する多種多様なプログラムに参加することができます。フロント横のカフェラウンジは、平日休日問わず、地元の方々と旅行者が自然と交じりあい、交流できる憩いの場になっています。

この成功に可能性を感じた当社は、2016年、鎌倉に「WeBase 鎌倉」をオープン。従来、東京からの日帰り観光地だった鎌倉ですが、豊かな海と山、日本古来の武家文化など、世界の旅行者を惹きつける魅力に溢れる潜在力に賭け、このエリアでは珍しい、91名という大規模キャパシティを持つ施設を開設しました。

館内には、美しい紫陽花が咲く中庭に面したラウンジ、広々とした和室、約70席のレストラン、ヨガスタジオ等、豊富な交流空間があります。

茶道、書道、座禅、地引網体験、流しそうめん、スイカ割り、ヨガ教室、プチ日本語教室、鎌倉寺社庭園の紫陽花や紅葉の鑑賞会など、世界の旅人が日本を、鎌倉をたっぷり体験できるプログラムが目白押しです。

さらに、由比ガ浜沖合は、マリンスポーツ世界大会の舞台。WeBase 鎌倉には、世界各国のナショナルチームや大会関係者も訪れます。

開業1年で早くも世界50カ国のゲストをお迎えし、2018年9月にはセーリングW杯の宿泊拠点としてもご活用いただき、世界のアスリート達の交流の場にもなりました。

鎌倉に続き、WeBaseが展開場所に選んだのは九州・博多。大陸に近い立地から、韓国や中国、台湾など、アジアインバウンドの玄関口である福岡に、「WeBase 博多」を2017年にオープンさせました。

地元文化を色濃く残す、博多中洲川端に新築ビルを建設。そこに、地元をこよなく愛する博多っ子の支配人とともに、多言語対応のスタッフが世界のゲストをお迎えします。開業半年で75%の稼働率を実現。リピーターのお客様も数多くいらっしゃいます。

開業1年前から、約800年の歴史を誇る博多祇園山笠の地元「土居流(どいながれ)」とのご縁をいただき、行事の実施に社員も参画させていただいております。そのご縁もあり、当施設の開業日を博多祇園山笠のクライマックス「追い山」前日(2017年7月14日)とさせていただき、おかげさまで開業当日から、世界各国のゲストの皆様にご来館いただくことができました。

博多に続き、2018年に「WeBase 京都」と「WeBase 高松」、続く2019年には「WeBase 広島」がオープンし、地域ごとに異なる日本の多彩な文化や風土を、世界のゲストの方々にご提供させていただいております。

すべての施設で、私たちが最も重視しているのは、地元の方々との関係性です。地元の皆様から直接お話を伺い、会合や行事等にもできる限り顔を出させていただき、そうした積み重ねからできる信頼関係や絆があるからこそ、ゲストの方々に一生の宝物になる体験をご提供できるのだと考えております。