決算コメント 2013年3月期

 

(資産運用事業)

当事業においては、主に日本の個人富裕層のお客様に、収益不動産による資産運用コンサルティングを推進し、一方で潜在的収益力を有した不動産を発掘し、お客様の個々の資産運用ニーズに合致した商品を開発することで、お客様にとって価値のある投資機会を提供しております。
不動産の潜在的収益力を実現させる為に、当社がテナントの要望を綿密に調査した上で、テナントにとって魅力的な建物を新築し、リースアップした上でお客様に販売する案件が増えてきております。こうした新築対象案件の販売は、前連結会計年度は1件のみで資産運用事業の売上の3%程度であったのに対して、当連結会計年度では4件、同売上の13%程度を占めるに至っております。

このうち2件は商業施設であり、共に建築着工前に完成後入居予定のテナントとの賃貸借契約を100%締結することができました。「商業施設①」は、当社が土地を取得後、当社とテナント間で建物が完成することを停止条件とする賃貸借契約を締結しました。その後、当社が建物工事に着工、完成させたことで条件成就によりテナントが入居、その後当社のお客様が不動産を購入されました。当社の土地購入から建物完成後の土地・建物販売までの期間は、約4ヶ月でした。「商業施設②」は、当社が土地購入後、当社とテナント間で建物が完成することを停止条件とする賃貸借契約を締結し、工事に着手。建物は未完成ながら当社のお客様が土地を既に購入済です。建物が完成した時点で、同じお客様が建物も購入予定であり、当社は土地相当分の投下資金を早期に回収しております。

それらの具体的なタイミングは以下の通りです。

土地購入 賃貸借契約締結 建築確認取得 販 売
商業施設① 平成24年(2012年)8月 同年8月 同年10月 同年12月(土地+建物)
商業施設② 平成24年(2012年)9月 同年11月 同年12月 平成25年(2013年)3月(土地)
(建物は契約済/完成後引渡し)

この様に、当社は開発案件においても、良好なたな卸回転率を達成する工夫をしております。
その他2件の、当社によるデザイン+新築+リースアップ案件の販売実績は賃貸マンションであり、共に工事完成直前の内覧会にて入居希望者から全室申し込みが入り、建物完成時から満室稼動となりました。またその後一部の入居者が退去後の次の入居者の募集に際しては、新築時点の賃料以上でご入居される事例も出ております。こうした不動産の販売が、当社のお客様から高評価を集めると共に、当社資産運用事業の収益にも寄与しております。またこうした案件は今後も増えていく可能性があります。

以上の結果、資産運用事業の売上高は11,544百万円、セグメント利益は1,470百万円となりました。

(プロパティマネジメント事業)

当事業においては、主に資産運用事業においてお客様が当社から購入されて保有している収益不動産に対する賃貸管理、テナント付け、ならびに建物管理等のサービスを行っております。
当連結会計年度は、自社で保有する販売用不動産からの賃料収入が計画を上回り、売上高は1,300百万円、セグメント利益は421百万円となりました。

(サービシング事業)

当事業においては、主に連結子会社であるグローバル債権回収株式会社が、銀行等の金融機関から、自己勘定あるいは機関投資家との共同出資にて債権を購入し、これらの債権の管理回収等の業務を行っております。
当連結会計年度は、金融機関からの債権売却が少ないマーケットながら、買取ベースで784百万円の新規の債権を購入することが出来ました。これは前連結会計年度の183百万円に比べて増加しております。回収に関しては保有する既存の買取債権からの丁寧な回収活動に注力し、また債権の担保不動産の売却価値向上の為にレーサムのネットワークを活用した成果が出て、予算を大きく上回る回収を達成する現象が発生しております。
この結果、売上高は1,926百万円となりました。セグメント利益は、期初の予想値であった350百万円を平成25年2月8日の業績予想の修正にて550百万円に上方修正しましたが、今回それをさらに上回る615百万円となりました。

(その他の事業)

当事業においては、連結子会社である株式会社アセット・ホールディングスが保有するゴルフ場、「レーサム ゴルフ&スパ リゾート」を運営しております。
当連結会計年度は、来場されるお客様にご満足いただけるよう、コースコンディションの改善に取り組むと共に、サービスレベルの向上に注力して参りました。この結果、売上高は581百万円、セグメント利益は4百万円となりました。