社員のコメント(代表取締役社長)

どんなに優秀な発明家が、仮に10個の発明品を生み出したとしても、そのうち商品化され、収益を生み出し、最終的に社会に普及する商品となるのは、多く見積もっても2~3個といったところです。
同様に、どんなに世界的に著名なベンチャーキャピタリストが投資を行っても、実際、十分な成長企業になれるのはそのうち2~3割に満たないものです。

そこで私は、当社の成長には2つの「優秀さ」が必要になると思っています。

ひとつめの「優秀さ」は、常に新しいものを創り続け、新規投資を進めていく発明家やベンチャーキャピタリストたち。
そして、もうひとつの「優秀さ」とは、発明家らが創出した全ての案件の成功を信じ、労を厭わず手を抜かず、常に精力的にやるべきことを、やり得るあらゆる方法をやり遂げ成果に結びつける人たちであると私は考えます。結果的に2~3個の成功商品しか生まれないながらも、10個全ての発明品の可能性を模索し、見定めや先読みすることなく実直に検討する。これは極めて業務効率の低い作業であり、一見、無駄と思われるかもしれませんが、その検討や作業の果実にこそ、成功の鍵となる本当の因果関係や本質があるからです。

この後者の「優秀さ」を不動産に敷衍して、テナント付けの非常に難しい物件へのリーシング担当者を想像するならば、今まで出会ったことのない100人、200人に勇気をもって提案し続け、面白いと言ってくれる経営者を発掘できる人か、あるいは、その物件をどう運用したら、どのようにデザインしたら…と自ら検討していく中で、新しい事業を考え出してしまう人のいずれかのみが当てはまると思います。

すなわち、彼らが全ての発明品を徹底的に製品化し、実際に直向に販売したからこそ、その商品が社会に何故受け入れられたのかあるいは受け入れられなかったという知見を得ることができ、結果として発明家にフィードバックすることで、次の成功商品・成功投資をもたらし事業は成長していくものだからなのです。

よって、発明家やキャピタリストを信じ自らを託し、売れる保証の無い発明品を商品化することに付き合ってくれる彼らもやはり優秀で、発明家らと対等に評価されるべきなのです。世の中の風潮は発明家らをより高く評価するきらいがありますが、私は、場合によっては、結果的に7~8割の失敗になろうとも常に全力を注ぎ込み、実直に本質を追究する人にこそ価値があり、より日の目が当たるべき優秀な人財であろうと考えています。

私は、そのような真の優秀さを備える両者が正しく対等に評価されて、高いレベルで互いを尊敬し合える企業にしていくべく、日夜社員一人ひとりと直接対峙し、一緒になって奮闘しています。

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